誰も孤島ではなく

誰も自分ひとりで全てではない

ひとはみな大陸のひとかけら

本土のひとひら

その一握りの土を波が来て洗えば

洗われただけの欧州の土は失われ

さながら岬が失われ

君の友人や君自身の土地が失われる

人の死もこれと同じで

自らが欠けてゆく

何故なら私もまた人類の一部だから 

ゆえに問うなかれ

誰がために鐘は鳴るやと

それは君のために鳴るなれば  

ジョン・ダン「死にのぞんでの祈り」  浜田省吾訳

 

「誰がために鐘は鳴る」アメリカの小説家アーネスト・ヘミングウェイの小説で、同タイトルで映画にもなっています。高校生のころから何度も観ました。

浜田省吾というロック歌手が同じタイトルでアルバムを出しています。

 

「誰も孤島ではなく 誰も自分ひとりで全てではない」 イギリスの詩人ジョンダンのこの一節をよく思います。もちろん小説も映画もアルバムもこの詩の一節が由来となっています。

 

ところで浜田省吾という歌手を知っていますか。還暦を過ぎていますが、今も現役でコンサートをしており、チケットはなかなか手に入りません。実は高校生の時からずっとコンサートに行ってます。今の高校生諸君はさすがに知らないかな。

彼から多大な影響を受けて、今の俺がいる、という感じです。

どんな大人にあこがれるか。あこがれ続ける大人がいるか。大事なことなんだろうなと思います。

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